雨上がりの帰り道 目を閉じれば夏の匂い 遠くから 聞こえるよ 耳鳴りみたい 雫が頬に落ちた でっかい夢と焦げ付いた心 雲間から強い光 立ちすくんでいる ああ吐きそうだ 燃えるようなこの色に 何もかも思い出している 蒼き炎 押し寄せる涙は 目の前の雫のように 僕の声は黄昏を裂いて かけてゆく ゆっくりと変わってゆく すぐそこにある闇の奥を見る 気がつけば音は消えた 砂漠の生活 ああ泣きそうだ 叫ぶようなこの心 何もかも忘れてゆく 蒼き鼓動 打ちかかる涙は まるで子供のように 僕の心は群青のなかに溶けてゆく