弱い僕は願ってしまった 叶わないとしても 何もかも追いつきたいよ君に でもそこにある可能性を 闇雲に探して 君に掛ける言葉などない 揺れる幻燈 楔打つ 二人の距離を分かつ跡 染める時の音 容赦無く告げる 僕らの行く先を 嗚呼 何も無い空で 歌う 雲の上射す 影が君を迎えに来て 欠片残さず連れ去る月夜 玲瓏 憧れた色様々な光を 手にしてた割れた鏡面を 誰彼時生きていく術を 誰かに縋っていた 融ける体温 否応なく 誘う深い冬の隙間 逃げないよまだ 見送っていた 僕の心は不感症だ取り繕う 海に飲み込まれ 鬱蒼とした記憶に 溺れてくまま 君を思い出せず 鳴呼 届かない場所へ歌う 君といた思い出も 幻なんだろうか 声も届かぬ夢の中 幽閉された世界で どこにもいない 君の亡霊