君に振られたあの日から もう二つの季節を跨いだ 庭には落ち葉が積もっていた すぐに忘れると思ってた あの匂いは未だに覚えていた 君が僕の部屋を出た日から もう何も手にはつかなかった 洗濯物も山積みだった 君が得意だった言い訳が 恋しいからさなんてのは 僕の言い訳だ 君に依存していたわけではない 別に君が居なくても大丈夫 君の連絡を待ってるわけじゃない 今日も君ん家の前を通って帰る 君が放った言葉が 今になってやっとわかった 庭の雪も溶け出していた 僕はいつから君に似てしまっていた あの口癖は未だに覚えていた 先に好きって言ったのは 僕ではなくて君の方だったのに なんで振られてんのかな 自販機で買ったコーヒーも 背伸びして買ったビールの味も 僕らにはまだ早かったな 今夜は帰ろう帰ろう 君に依存していたわけではない 別に君がいなくても大丈夫 君に依存していたわけではない そうやって心に言い聞かせて歩く 君に依存していたわけではない ちょっと君のことが浮かんだだけ 君に依存していたわけではない でも今日も君ん家の前を通って帰る