古いピアノに腰を掛け 馴染みの歌を口ずさむ 君が奏でたメロディーは 呼吸を止めて独りぼっち 暖炉で乾いた暗い部屋 あの頃の記憶が蘇る 君が奏でるメロディーと そっと寄り添う冷えた頬 何も見えなかった 見ていなかった もう重なる事はないと 目をそらしていたんだ 時計の針が0:00を迎える頃 近づく朝が不安になる 鐘の音と共に魔法が解けたなら ここへ迎えに来てほしいの 報われないときは 誰にでも訪れるから 例え恥をかくことがあっても 間も無く過去になる 想いを素直に 飾らない言葉で綴る 報われない時は 誰にでも訪れるけれど やがて必ず重なるから 時計の針が0:00を指す 君が残したメロディーは 呼吸をはじめ鐘の音とワルツ モノクロの時間が また色づくように