カーテンを開けると溢れる朝陽 「おはよう」の優しい声 焼きたてパンの匂い ほら、半分のこしようよ ありふれた景色の中に溢れていた もがいて求めても気づけなかった 春の木漏れ日のように 穏やかな日々が 私の輪郭を撫でかたどっている 誰かを想うことは 祈ることに似ていて 繋いだ手に願いこめるこの温もりが 消えないように とっぷり更ける夜のおしゃべり 窓の外で揺れる星 思ったよりも苦いコーヒー 響く2人の笑い声 笑いすぎてこぼれる 甘い涙のシロップ 乾いた胸の奥そっと湿らす 君の鼓動の音にゆっくり耳を澄ます 求めるばかりじゃだめと 教えてくれた 2つの異なる心を 重ねて軋んだところを 長い時間かけて 擦り合わせることで 愛を知ったよ 春の木漏れ日のように 穏やかな幸せが 私の輪郭を撫でかたどっている 君を悩ますものは私が何だって すべてたべてあげるよ 今日も明日も これから先も