まだ来ない季節の花の芽を探したり 自戒の念を密かに 背の皮膚に描いてみたり そんな僕らを笑う彼らはラケットを 右肩にぶら下げて テニス場へ愛を探しに行くのだろう 横顔だけがいつもアメリカーノ 真っ赤なケツ隠して 欲まみれ僕らは サルたち サルたち サルたち サルたち フライデーナイト 見たくない世界に 僕たちは目をつむって踊る フライデーナイト 止まない悲鳴から サルたちは耳塞いで踊るだけ 犬になんか分からない この気持ち何処へやら 飲み干した青島ビール中華街で 泡となってゆくだけなんだろう 若気至って彼女イタリアーノ ウィンクひとつもボーノ 可愛らしいけれど サルたち サルたち サルたち サルたち フライデーナイト 言えない秘密を 僕たちは押し殺して踊る フライデーナイト 踊れよ サルたち ぶら下げた バナナ腐っていく気がする