ただいまが響く部屋 (GUMI Cover)

歌詞

段ボールがまだ片付かない がらんとした６畳の部屋 君が淹れたコーヒーの香りで やっとここが「我が家」になった 昨日までは違う電車に乗って それぞれのドアを開けてたのに 「おかえり」って君が笑うのが まだ不思議で、くすぐったいな お揃いで買ったマグカップとか 洗面所に並んだ歯ブラシとか そんな些細な一つひとつが 「僕ら」という形になっていく 照れくさいけど、悪くないな この毎日も これから始まる物語は きっと素敵なことばかりじゃない 焦げたトースト 些細なことで すれ違う夜もあるだろう でも君と過ごす「なんでもない日」 が 何よりも宝物になるんだ さあ、手を取って歩き出そう 僕らの「ただいま」が響く場所へ 洗濯物の畳み方とか 許せないテレビのチャンネルとか 違う地図を持って生きてきたから 当たり前も少しずつ違うね 一人が楽だと感じてしまう 自分勝手な僕もいるけど そのたびに君は僕の手を 黙って握ってくれた 疲れて帰った金曜の夜 コンビニ弁当じゃない温もり 隣で聞こえる穏やかな寝息が ささくれた心を丸くする 一人じゃ見えない景色が この部屋には溢れてる これから始まる物語は きっと素敵なことばかりじゃない 焦げた目玉焼 些細なことで 言い争う夜もあるだろう でも君と過ごす「大切な日々」が 何よりも宝物になるんだ さあ、手を取って歩き出そう 僕らの「ただいま」が響く部屋へ ひとつの鍵を分け合って ひとつの屋根の下で眠る 喜びは二倍になって 悲しみは半分になるって 使い古された言葉の意味を 今、君と知っていく まだ白いままの壁に これからどんな色の思い出を 描いていこうか 大丈夫、僕らなら きっと、素晴らしい絵になるさ