そっと 指先に、ほら 霧が晴れて 遊歩道を 歩き出したら 傾けた時計は いつしか流れが止まって なびく風に 耳を澄ませてみたら 靴音 高く響かせ 過ぎ去ったリズムを呼び起こしてく ざわめくさざめき 自然と軽い足取り 風向きをなぞって 払う朝霧 重なる奇跡に少し 怯えて拭って 白昼夢に溶ける ひとり飛び出して いつかの おとぎ話 ひとり泳ぎだす 海原 私の外の世界へと きっと この先に、ほら 霧が晴れて 遊歩道を 渡って 歩き出す 夢の答えも 秘密も わかんないよ ずっとずっと 探した 道の先に 待ってるから リズムに 唄声をのせて つないできた 足跡 遠く世界の外