小さな部屋に一人蹲る少女は 古びた窓の外を眺めている 愛され中に浮いた夢の中二人は あやふやな影ばかり探している 太陽が溶けていく 灰になって二人は 変われない昨日に凍えている 甘美な蜜を舐め合って 二人は落ちていく 夜行列車は夜の底 少しずつ僕ら触れ合って 感覚は麻痺していく どこでも良いだろう 古びた座席にもたれ揺らされて二人 どうでも良い秘密を作っている 古びたセピアの写真握りしめ二人は 口を開けたままで眠っている 些細な軋轢の間に落ち込み 二人は進んでいく 甘美な蜜を舐め合って 二人は落ちていく 夜行列車は夜の底 小さな嘘に入り込んだ 炎症のかけらは少しずつ全身へ 甘美は蜜を舐め合って 二人は落ちていく 夜行列車は夜の底 少しずつ僕ら触れ合って 感覚は麻痺していく 甘美な蜜を舐め合って 二人は落ちていく 夜行列車は夜の底 小さな嘘に入り込んだ 炎症のかけらは少しずつ全身へ