君の部屋のベランダ夜は更けて 隙間を埋める言葉もなくて 夢の中浮かんだ不安な影に あやふやなまま流されていく 何度も吹き抜ける風冷たい指重ねて 月の裏で踊ろうか いつか全部忘れたら ハリボテの船で僕らは 出来るだけ遠くの街まで 巡る季節に留まるこの部屋で 片隅に脱ぎ捨てたままの服 眠る街で漁った霞んだ日々は 掠れた声を遮るように 何度も吹き抜ける風冷たい指重ねて 雨の中を歩こうか このまま消えてしまいそうな夜に 僕らは明日も見えずにいる 何度も吹き抜ける風冷たい指重ねて 月の裏で踊ろうか いつか全部忘れたら ハリボテの船で僕らは 出来るだけ遠くの街まで