恋をしていた 嵐のような 光を見た分だけ影は伸びた 壁に咲く花 地に纏う草 飛行機が雲を抜け 高く飛んでった 石の階段 蹴って 登って 二酸化炭素をただ吐いて 満たしても 満たされぬ肺 季節は過ぎていく 無常に 茜色の夕陽が染めていく 綻びだらけの世界 故の美しさ あなたに居たい 溶け出し 混ざりあい 可笑しな生き物へと 変わってしまえたらいい いつか死に進む 人間という名の機械仕掛けさ あらゆるものがフィクションなんだ なるだけ楽しもうか 進化の過程で 継ぎ接ぎ集め つくりあげた感情 あなたのそれは綺麗に見えた 光って眩しかった 滑り落ちて 憧れという長い斜面を 永遠に繰り返してく 辿り着いての独り言 夜の隙間を抜け 降り注ぐ 不完全すぎる世界 故の愛おしさ あなたに居たい 溶け出し 混ざりあい 可笑しな生き物へと 変わってしまえたらいい 共にハーモニーを奏でること 誰もがやがて灰になること 終わりがあるから 始まりもあること 泡のように 溶けて 溶けて 懐かしい故郷に さぁ 還ろう 生よ 花火のように咲け