銀の砂漠に咲く花を 見つけてはするりぬけ枯れゆく 永遠に知らずにいれたなら 悲しみも喜びもなく カラスは囁く 「愛などまやかし愛など罪だ」 と 黒い森はやがて全てを喰い尽くし 悲しみを飲み干してゆく 光 照らされし闇夜 泣かないで 明日を迎えにゆこう 憎み合いの先にある悲劇なら 私から忘れよう 涙は転生され 私は私を塗り替えてゆく 強烈な闇の中で揺れる三日月の瞳が 映す未来 未だ… 光 交わされた契り 夢現つ 戻るつもりなどない 癒えぬ痛みを抱えたこの手なら 辿りつけるだろうか 憎み合いの先にある悲劇なら 私から忘れよう