突然のお別れに 少し寂しくなって 君の手が欲しくなった おかえりって言うその声も もう聞けないのかな さよならまたね 突然の雨に君の肌が透けて 僕は目を逸らした そうすると君は 僕を見てこう言ったんだ 「目を離さないでよ」 八月の終わりに見た君の笑顔は 全てを攫う様だった 噛み合う心は いつしかバラバラになって 失ってしまうんだろう 会いたいが大概痛いになって さよならしないとねって 降り出した雨に強く刻んだ 再会愛逢いに行こうと思うが どうにも動けず屍に朽ちていく ほらもっと 強く強く生きていたかった 垂直に落ちていく花びらの様だった 僕の心はすぐに落ちて堕ちていった そんな時君は 僕の方なんか見ていなかった 「ねぇこっち見てよ」 八月の終わりに見た君の涙は 全てを悟る様だった 吐き出す言葉は いつしかあやふやになって 失ってしまうんだろう 枯れるまで 会いたいが大概痛いになって さよならしないとねって 降り出した雨に 臆病な僕は 涙を見せずにいたんだ 会いたいが大概痛いになって さよならしないとねって 降り出した雨に強く刻んだ 再開愛逢いに行こうと思うが どうにも動けず屍に朽ちていく ほらもっと 強く強く生きていたかった 理想創造に溢れた 世界を後にして僕は 忙しい 町へと消えた