なんたって僕はリア充で 今夜は彼女とデートなのさ 豪華なディナーも予約済みで 夜景を背後に愛を語る つもりさ ~♪~ 待ち合わせは17時半 余裕を持って準備をする ハイブランドのスーツまとって 玄関に手をかけた時 何かが絡まる音がして リビングのドア開けた せっかくのクリスマスに お前は何をしてるんだ なぜそこに入ろうと思った そしてなぜ入れた 突き出す頭と前足 慎重に後ろから入ったな どうせアホならアホらしく 頭から突っ込めよ ~♪~ 苦しそうに呻くでもなく 逃げ出そうともがくでもない 寂しく沈むその瞳は 巻き戻しボタン見つめてた そんなアクロバティックな タイムマシーンがあるか せっかくのクリスマスに お前は何をしてるんだ 過去に何をしたというんだ 何をやり直す気だ 分針は真下を指し 振れる携帯のわけは 寒空で僕を待つ彼女 なんて説明しよう ~♪~ せっかくのクリスマスに ビデオデッキを分解 残念そうな顔するな犬 お前のためにやってんだ サンタクロース聞こえるか 今僕が欲しいものは 「なんてスタイリッシュな虐待!」 と言わないレスキュー隊