通り道 帰り道 どこまでも続くような橋の上 渡れたら 忘れたら 知らない遠いどこかへ行けたら 誰かのせいだとか 誰かのためだとか 繰り返し 繰り返し 君はうそぶいて 昨日を投げ捨てて 明日をあきらめたように また閉じた瞼の裏側 百万色に砕けた君のかけら まるで星のように 瞬きを繰り返した 百万色のモノクロに色あせた いつか見た夢を 今でもパレットに並べて描く この虚ろで鮮やかな 世界のすべて 通り雨 にわか雨 いつの間に降り始めた橋の上 戻れたら思い出せたら 傘のさし方と何か大事なもの 空を仰いでみた 誰か想ってみた 繰り返し 繰り返し そしてうつむいて かすかに残るような すこし痛みに似た何か 握り潰した手の中 百万色に壊れた君のかけら まるで砂のように 指の隙間すり抜けた 百万色のモノクロに彩られた 君が生きる意味 今でもキャンバスに描き続ける この虚ろで鮮やかな 世界のすべて 百万色に砕けた君のかけら まるで星のように 瞬きを繰り返して 百万色のモノクロに彩られた 百万色に壊れた君のかけら まるで星のように 音もなく輝いて 百万色のモノクロが色になる いつか見た色に 今でもパレットに並べて描く この不完全で完全な 世界のすべて