網戸の向こうから 入って来た夏を 捕まえてみせた あなたにあげようと思った 透明なガラスの中 覗き込んでみるよ 何も見つけられずに 模様を探すよ 笑っていたね 吹き抜ける風 入ってゆく 今もまだあの 日々の中で あなたの愛の中で ただ 限りなく透明に近い その愛の中で生きているようで 夢をみたよ 水玉の街を 夕立は止んだよ あなたと今出掛けよう 風のような あなたで居て 濡れた髪を 撫でてくれた あの夏を 閉じ込めて ガラスの中へ 私の中へ 記憶に愛を 吹き抜けて行く風 夢の中で 眠りにつくまで あの愛の中で生きているよ 限りなく透明に近い その愛の中で生きているよう 限りなく透明に近い その風にあなた重ねているよ 限りなく透明に近い その愛の中で生きてゆこう