なんでここにいるの? ふしぎだな まだいまでもよく思う ほんとかななんて 鏡をみていると よみがえる 晴れの朝も雨の夜も 揺れないでいたこと それは別の いとおしい日 失くしたことは 忘れないけど ひとり祝う記念日 きちんと刻んで 集めてみたしるしを むすんでゆるめて いつしか 笑顔はふえて 目覚めるゆっくりでも 葉の雫のように ひとつずつ ささやかでも輝いて あざやかでいたいな それは別の おだやかな日 選ばなかった 歩かないみち 小さなままいつでも いれたらいいけど 大きくなるその日は もうすぐこのさき 浮かんだ 透き通る虹 消えないもろくても それは別の うつくしい日 あのときのまま しまっておこう なみだのつぶ落ちたら しずかに芽が出る いまから育てまもって 描いていくから きれいな 色を見つけて 両手につつんで そっとかざして 咲かそういつまでも