あの頃にふと誰かが言った 言葉を君は覚えていますか? 太陽が通り雨を抜けて 雲を連れてくような日は どこか懐かしいような 匂いと声がする あるようで無いほどに 微かなくらいの 忘れた傷を見つけたみたいだ 僕らが何も知らなかった あの頃にふと誰かが言った 「明日があるよ」って言葉がずっと 覚めない夢を見させたのかな そうやって何気なかった 残しものを拾い探しながら どこを歩いてきたのか 思い返している 不器用な星空に見つかったように それは心をきつく抱きしめた 僕らが何も知らなかった あの頃そこで確かに聞いた 「明日があるよ」って言葉のこと たまには君も思い出すのかな <♪> 太陽が通り雨を抜けて 雲もみんなも明日へ 変わっていく前ばかり 掴もうとする僕だけど 後ろには沢山の人がいて またそこで生まれた 言葉とか気持ちとか 変わらないものがあるんだ 僕らは少し分かりかけて あの頃をふと思い出して 意味の無かった言葉を今 誰かに伝えようとしている あの頃にふと誰かが言った 言葉を僕は覚えている