年甲斐もなく気が滅入る どうせ未来と責任の話 逆撫でしている自覚は無いけど 結論はまだ出さずにいたい 一度も海にかえることなく 泳ぐ魚と水槽の音 一度もエサに飢えることなく 生きるのは幸せかなんて そんなの僕が決める事じゃないし 確かなものを求めたつもりが 不確かな理由で抱き合っている アルマジロみたいに背を向けたら それぞれ自由に描いた夢を見る これ見よがしに広げられた 分厚いピンクと白のパンフレット 季節外れの親からの電話 手段はちゃんと選んでほしい 理性を持たず シガラミもなく 生きる魚が羨ましいとか とりとめのない思考がめぐる 適温に保たれた部屋でまどろむ 僕に言われたくはないな 感情論とピラフ 寝惚けた土曜日 中身の無いテレビに救われる アルマジロみたいに閉じこもれば 逃げ場がなくても もう少し転がれ る 二人の日々に合わせたピントが かたくなな価値観でぼやけていく 愛情なんて言葉で誤魔化したら さぞかしキレイな笑顔で去るのだろ う 想像力と自制心足りているつもりが ありがちなドラマで泣き腫らしてい る アルマジロみたいに守るものは それぞれ自分の心に抱えていく 確かなものと不確かなものを