重なるたび薄れる私 ひとりになろう今日だけは そんな気持ちになるのは 欲しいものがないから 大きなピアスつけながら 鏡越しに見える 並べたわたしの記憶たち ふらふらしたくて ふらふらしてたら 知らない女に 叱られたりした ルージュ引いた唇で踊る 頭にアルコールが回る 夜更かし覚えたあの時の私が見えた 卸したてのヒールが擦れてもいいよ 今 強くわかる感じがしたの 愛されて蓄えて 身動き取れなくなって スカートの裾に 絡まった夜に転びそう タイトじゃない私は嫌い なんて意地悪言わないで 明日には髪を染めて スカートの裾を切るわ ふらふらしたくて ふらふらしてたら 知らない女に 叱られたりした