ちょっとはしゃいで 疲れちゃったよ ふくらんでしぼんだ 期待の残骸 真っ暗な夜の端の端の方で ふがいなさに途方に暮れる やっと気づいた もう会えないのに ぐしゃっと丸めて 投げ捨てた後で 叱られて泣いた 子どもみたいに あやまりたくなって うろうろしている 誰かの声を振り払って 言い聞かせるように歩いた 弱さを覆い隠すように 棘を纏っても不安になった 誰かの声が今になって やさしく胸に沁みこむんだ ほんとは救われていたんだ ありがとう ごめんね かっと 言い返して 戻れなくなった バタンと 閉まった 扉をノックする キミにあの時は素直になれずに 突き放してしまった 傷つけてしまった 掠れた声を振り絞って キミに届くようにと歌った ヒリヒリ喉が痛くなって それでも剥き出しで歌った どうしようもないことを全部 僕らは飲み込んで行くんだ 苦くて吐き出しそうだった それでも飲み干して行くんだ 誰かの声が今になって やさしく胸に沁みこむんだ ほんとはキミに言いたかった ありがとう ごめんね
