強がりも既に赤となり腫れた うまく動かないベロを引き抜くよう に 受け入れることに慣れてきた朝に 少しの罪だけ混ぜてみるの 時を止めようとした人の背中には 白い翼はない もろすぎる肉 置き去りの指と青で苦しむのは わかってるはずなのに まだ戦うの? 堕ちてきた空が 僕を目掛けて 少しづつ溶けてゆく そっと窓を開けて 踏み出す白は今日も汚い また戦うの? 堕ちてゆく空は 臆病すぎて少しづつ曇っていく そっと窓を開けて 塗り潰す黒は今日も混ざらない この迷いはいつか灰となり 忘れ去られるだけの旅人 寂しいだけの街の アスファルトに叩きつけられたの さよならを掴む空が遠ざかる さよならを掴む地面が近づく さよならを掴む街が沈んでく さよならが見える場所が嗤ってる もう戦えない 最後にはきっとひとりきりなのに 僕らは混じる たとえ明日が怖くても 窓を閉めた君のその色は薄れていく