握ってたものはそれほど大した物でもなくて 自然と手から落ちた それはそれはちっぽけな落とし物 森の中は道しるべも見えず幼い迷子はうずくまって 気づいたあれは道を示す光だったって事 足跡辿って草むら探って探がしても見つからない 転んで膝擦りむいて しゃがみこんでかいてた大べそ 助けて!もうどこにも行き場がない するとどことなく不思議な声が "教えよう回れ右して前に進みなさい" "未来が怖い?why? だって無くした物はきっと 後ろじゃなくて君の先にある 未来へtry? right! 両手振って君らしく進め 壮大な冒険が始まってく 未来へTRY" 鼻をすすり涙ぬぐって 肘と膝の土をはらって 擦り傷痛むけど涙こらえて前を向いて歩き出す 辺りは夜になって 霧かかって 空雲って 雨が降って 身も心もドシャブリ ねぇどうして僕だけ? でも信じてる あの雨雲の上にはきっとキラキラお星様 いつかお願い届くかな? 飛び越えた大きな水たまり マントみたいになびいたレインコート 薄暗い森をくぐり抜けたら 笑顔でお日様とレインボー 「ねぇ教えてこの先はどうなるの?」 "未来が見たい?why? だって知りたいものは 誰も知る由もない君の中にある 未来へtry? right! 両手振って君らしく進め壮大な冒険は続いてく" 辛い時は大声で笑うんだ 暗い時は笑顔で歌うんだ 時計の針を一歩一歩一歩一歩追いかけて お天気の気持ちもジトジトしてたら 木陰でじっと一休み 輝いた雨粒が知らせてくれたらいざ出発 いつかきっときっと大事な人の ヒーローとなって大空を駆け巡っていくよ そんな幼い迷子の歩幅は大きくなって 見上げてた物にも手が届くようになって 誇らしげな顔で笑ってた 鼻すする傷だらけの手には 光り輝くあの時無くした物握ってた 今風に吹かれ両手広げ この広い未来へ羽ばたいてゆく 「ねぇ教えて まだそばにいるの?」 「未来へtry! right! だって求めるものはもちろん 後ろじゃなくて僕の先にある 未来へtry! right! 両手振って僕らしく進む 壮大な冒険が待っている 未来へTRY」 (try! try! 辛いのに? でも転んだとしてもonce, twice) (try! try! 辛い日々? 焦らずにゆっくりstep by step)