もうかれこれ同棲して七年 あれこれどうせ夢叶えられず生活は平凡で平凡で 特技は屁こいて敬礼 君をお見送りってそりゃ軽率です まさに安定した関係で 悪く言えば刺激がないマンネリで たまに缶蹴りでもすりゃ違うのかもしれないけど 2人じゃそんな気になれないし 振り返ればずっと足踏みした毎日 wow、御先祖は足踏み洗濯 得意だったかもしれないね!ってそれは冗談 とりあえず今日だけは真剣 ちょっと話を聞いて なぁ、君らしくそして僕らしく ここまで並んで歩いたけど これからは二列の足跡を一つに重ねていかないか? いや、おんぶの話じゃなくて まあ、勿論おんぶしていきたいし たまにはおんぶされたいし そんな心意気で愛し合いたい けど今はそんな話じゃなくて、 ほら、みそ汁のやつとかパンツのやつとかあるだろ? でも上からは言いたくない 下からアルカノイドみたいに落としたい 年々溜まったアルバムを開けば 笑顔はあるものの全て地味 せめて君と僕の華やかな スポットライトを浴びた写真をはめ込みたいの この最後の1ページに 新たなる最高の記念日に なぁ、僕らしくそして君らしく ここまで並んで歩いたけど これからは二列の足跡を一つに重ねていかないか? 悩みに悩んで僕からしたらまるで 飛車と角どっちを取るかってほどの決断で そんな軽い意味じゃなくて それはどっちも大切な君でって意味で だってこの選択が君の今後の幸せを選ぶわけで その為だったら身を引けるけど こぼさせた涙取り戻したいし 笑い合ってく日々を無くしたくないし いつか3人で缶蹴りしたいし パズルみたいなデコボコな性格 こんな奇麗にハマる人もいないんだよ だから僕が幸せにするよ なぁ、君らしくそして僕らしくじゃなくて 新たに歩いていこう これからは“僕ららしく” 一つになろう 君をおんぶして 今、空高く花が舞上がる 鐘の音、鳴り止まぬ拍手の中 同時に2人くしゃみをした 僕らは華やかな逆光の中 アルバムの最後の1ページに ドレス姿でスポットライトを浴び おんぶしながらくしゃみしてる2人 新品のアルバムがその横にある