周波数違いのラジオから 聞こえてきた 憧れていた懐かしい歌声が 一番知りたかったモンは ちっぽけだって あの頃の自分に教えてくれた 綺麗になれない僕を 嫌いになれないまんま 見渡す限り水平線 僕はどこまでゆこう 君が待つ星の裏側へ 零れ落とした幻想を 拾い集めはしないで この手に残る温もり握りしめる 誰にだって一度くらいは あるでしょう? 持ちきれない悲しみを手放すとき 一番大切なモンは守りきれずに 知らないうちにこの手から すり抜けてく 大人になれない僕は 何処にもゆけないまんま 走り抜けた環状線 僕は同じ場所で ぼんやりと独り立ちすくむ 零れ落とした幻想に 囚われ続けていた あの頃の僕に別れを告げて 見渡す限り水平線 僕はどこまでゆこう 君が待つ星の裏側へ 零れ落とした幻想を 拾い集めはしないで 確かな君の温もり握りしめる