湿った曇り空 生温い風 季節の変わり目の 寂しさを感じながら 手を繋いで 歩いている 二人の影が消えないように 願っていた 降り出した雨の中そっと傘をさして 一番近くに居るのは僕だって 確かめて 水たまり飛び越えて 君が笑った 僕はただじっと寂しさも隠せずに 笑い合うだけでそっと触れるだけで 声が聴こえるだけで それだけで 知らぬ間に響いてた君の心の音 頼りない夜に苛立つ想いは 空回り 移り行く季節に惑う心も 君の涙が洗い流して行く 水たまり飛び越えて 君が笑った 僕はただ じっと 時が流れてもいつか君が僕を 嫌いになっても ありがとう