小さな青い花が いくつも寄り添って咲いている 愛する人を見つけた あなたと重ね合わせた あなたを想う人も きっとその花を 咲かせていたでしょう 好きと感じるたび心に 空の色が染まるから 何年経っても あなたとあなたの大切な人たちが 笑っていられますように 光の揺れる窓辺を ふたりの空が見下ろし まだ真っさらの台本を置いてゆく 果てしない海の上を あなたは鳥になって飛んでいた 力尽きそうになっても 青い風が救ってくれた あなたを想う人も きっとその風を 纏っているのでしょう 柔らかなシャツを着るふたり その裾で羽ばたいてく 桜の並木 海辺の大きな花火 かすかな虫の音 初雪の白い道 めぐる季節の 隣にいてくれるだけで なんでも乗り越えられる そんなふたりでいてね 何年経っても あなたが杖をついても 土砂降りの雨が 青い花を濡らしても いつまで経っても あなたとあなたの大切な人たちが 笑っていられますように 光溢れるふたりを 空は見ているよ いつかは思い出だらけの 物語を教えて