導かれたような出会い 目と目が合った瞬間に イタズラに運命さえ変えてしまいたい 友達のままで終われそうにない夏 暑さが増す蝉の鳴(ね)と窓際の鳴らない風鈴 そんな季節に君に出会った 期待外れな場所へと風を送る扇風機 会いたいんだよ... 今君に にっちもさっちもいかなくて君に電話をかけたけど 最後の一歩踏み込めないまま 導かれたような出会い 目と目が合った瞬間に イタズラに運命さえ変えてしまいたい 友達のままで終わらせたくない夏 画用紙みたいな青い空と絵の具で描いたような雲 そのちょっと下で君を待つ 少し遅れて着いた君は暑そうに顔をしかめて 「待たせたね」とすぐに笑う にっちもさっちもいかないのは二人の会話 わかってる 好きだと言わなきゃ進めないのは 夏の海に上がる花火 全てを覆すように 不意に聞こえてきた「好き」 君の口から 二人の世界が今交わりあった 導かれたように出会い 手と手が触れた瞬間に イタズラに笑いあって 二人の世界重なった 友達のままで終われそうにない夏