ほんの小さく声を張り ここはどこかと尋ねてた 言うに耐えない結末は 晴れたこの日も奪うよう 息も静かに横たえて 届く視線を交わすように いずれ世界の幕降りる 今日も手前と笑い出す 永劫 過去も その先の 泉に写る水のよう 細波砕けて君も逝く 当たり前に浮かんで … 当たり前に消えてく … 水に浮かんだ笹の舟 波に溶けてく砂の城 すくい出せない掌の 次もおそらくその中で 霞む中で誰もが … 風に跡を託して … さあ わずか さあ 残る … さあ わずか さあ 注げ … 当たり前に 当たり前に … 当たり前に 夜は明けて …