「ねぇ 知ってるかい」 きみは 笑う 「あの星の何処かに 僕らと同じの 鼓動がきこえる 命があるんだ」 寂しげに笑う 僕らはひとりだ 信じることに 疲れたみたいだ あの星の命に そっと囁く 好きになりたい 嫌いになれない もう自分に気づいている 乾いた心が時に動かされて 勝手に進んでく 進んでゆく ほんとはまだずっと 止まったままなのに 世界でいちばんになんてなれないけ ど 僕は生きてる 生きてる 生きてる あの星の誰にも気づかれない君も そう思ってるの? 教えて あの時の僕に 負けたくはないけど あの時の記憶は 眩しくうつるの 言葉の渦から 選んで言うなら こんなはずじゃなかったんだ 見えないものに巻かれておちた 迷子になる碧い 海の底 このまま進んだら 答えはうまれるの? 嘘を本当を強がりを吐き出した 僕は脆くて 弱くて ずるくて あの星の君が呼吸するだけのそれで も そう信じたいの ねぇ 「ねぇ 知ってるかい」 「あの星の命は まだ胎児のよう」 「拙い嘘のよう」 「それでも僕は」 嘘も本当も強がりも許して これが愛だって わかった 気がした あの星の呼吸するだけの君に会えた なら そう伝えるよ