交差点の真ん中に立って 深夜の君を待ちわびる のどが渇いたのって言って 手を伸ばした先の僕 踏切の向こう側の声が 轢かれて何も聞こえない ノイズにまみれた心が ただれて今に溢れた そういうなら僕もそうしてやる 因果だって応報だってあっちこっち 路頭に迷った果てに待っていたのは 抑えきれない入りきれない空虚 地平線まで続く世界と 澄み切った空から降る雨、雨、雨 6月の君の水面に写った姿は どうやら僕の甘えでした 空から降る爆弾は 思い出を散らして掻き乱す こんな静寂な夜に うるさい僕の心は 少し期待してみてまた捨てて 中途半端な空は快晴で こんなに誰か求めても 会いたい誰かなんていない ああいってはこういって言い訳 ゆらゆら揺れた僕の心と反射する影 君が魅させた一瞬の間と反響する声 蒸した夜にむせた僕と穴があいた音 静かに響いた 地平線まで続く世界と 見渡す限りの皆無、皆無、皆無 遠くで揺れた思い出の君じゃ どうやら僕を癒せないようで 地平線まで続く世界と 思い出せあの日の声、声、声 塞がらない穴を次は 何で埋めようと上を向くんだ