パラドックス(2023)

歌詞

月が綺麗なのは 君を誘う口実で 誰にも見つからぬように 月明かりを避けて歩く 物騒な 喧騒には 飲まれないように伏せて 雨で濡れてしまった 君の瞳 壊れないように 怪訝そうな目で締め付けられる 僕の心 このまま 奥の果てでいっちゃいそうだ もう二度と君を見つめられないや 全部 本当になっちゃって 僕らはそれで綺麗になれるか 全部 嘘になっちゃって 次の一手を 探して 迷う日々だけを 僕らの青春と胸を張れたなら 迷わず君を攫うよ、また 君に会えぬ夜が増えて行く 月は結局 この部屋からは見えない 部屋を暗くすれば 君の顔も見えない 一切も 合切も 言葉はいらないのさ 興奮で濡れてしまった 君の口を壊して 全部 嫌になったって どうせ互いに求め合うんだろう 全部 壊しちゃったって アルコールを注いで 足りない物補うよう 君と僕で埋め合わせて 足りない物は君ではない 白昼に思った 全部 本当になっちゃって 僕らはそれで綺麗になれるか 全部 嘘になっちゃって 次の一手を 探して 迷うことなかれ 欲しいままに手に入れればいい 迷うことなかれってさあ 綺麗になれないまま死んでゆく