苦手な金木犀の匂い 羊をめぐる冒険の後 無音の世界で 冷め切ったコーヒーを 片手に戸惑ってる めぐるめぐる日常の間で 生まれたいくつのやさしい言葉も 伝えきれずなくなっていく また終電がなくなってく 冷たい風が吹き込んでくるけど あなたがいれば 汽笛の音がする フロンガスで空いた空の隙間から 海の匂いがする 遠く離れたあなたは他の誰かと 儚い夏の思い出と それを守るための麦わら帽子 慣れないなれないあなたのとなり 昨日の夢が現実となり 恋焦がれてたはずの小さな世界も 最近ぜんぜん見えずに 愛は遠くに 恋はどこかに 行ってしまったみたいだよ 冷たい風が吹き込むけれど あなたがいれば 汽笛の音がする フロンガスで空いた空の隙間から 海の匂いがする 遠く離れたあなたは他の誰かと 都会の灯りに照らされて 下手な嘘がバレそうになる なれないふたり手を繋いで ずっとずっと 汽笛の音がする フロンガスで空いた空の隙間から 海の匂いがする 遠く離れたあなたは他の誰かと