昨日喰べた物とかさ あの子の唇の感触も 忘れるものが多過ぎて 嫌になるね 掠れた声で口ずさむ朝 君はいつも通り世界一僕が嫌いかい 振り返る冷め切ったやりとり あからさまな態度で また胸が張り裂けそう 愛してる。だなんて 傲慢でナイフみたいで 君の胸にずっと 残る傷をつけるだけ まだ雪溶けない 街は眠る豹のよう 満たされないことではじめて 怠惰な日々を抜け出せるの もう充分だって 誰が決めんの プライド咥えて火をつけて シガーキスの要領で 分け合った恋の 半分は君が吸ってよ 取り返しつかなくなる頃まで 忘れてた 泣いていた君にすら曖昧だった 僕に罰だろう 愛してる。だなんて 傲慢でナイフみたいで 君の胸にずっと 残る傷をつけるだけ 忘れようって思っても あの日君が言った意味が 脳裏に過ぎる度 何度でも思い知るんだろう 何年も何十年も どうでも良くなっても
