言えないでいる 君に見とれたことも 花はまだ咲いていないなら際限ない 君の春にしておくれよ 「後悔あとに...」 聞き飽きた僕がいる 背伸びがバレて 笑えるような 日々が愛しく映る 今日くらいは 抱き寄せて眠りたいのに 一人きりだし 置いてかれそうで 街の匂いが 変わる頃に僕ら 戻れるなら 空いたセリフを埋めて 育てたいのに 情けないほど 言えないでいる 君に見とれたことも 花はまだ咲いていないなら際限ない 君の春にしておくれよ タチの悪い 占いに 踊らされて 相性だとか うまくいけば困らないものばかり 君の瞳に映る 青が綺麗で ドラマみたいに 終わりが来そうで 街の灯りが消えたら 迎えに行くよ 相変わらずの僕で 季節は巡る あぁ 街の匂いが 変わる頃に僕ら 戻れないと知ってもページを捲る 隙間風にも気づかないほど 言えないでいる 君に見とれたことも 花は咲いた 今 全てを映す 君と春を始めに行くのさ ふわりゆれる 風が運ぶ