神様がいるなら聞いてほしい ねぇお願いしても何も 叶わないこと知ってるけど ひとりにしないで 突き放さないで 僕の思い出を全部とらないで 十五月の風はいつもより少し 冷たくて 寂しくて 不安な僕をどこか遠い場所へと誘う お別れから一番遠い場所で 愛してるから一番近い場所で 弱い僕を好きでいられるような そんな二人だけの場所を見つけた 気がした 遠い空から見えた僕に 大きく手を振って 「ここにいるよ」ってさ 笑ってほしい たとえそれが幻でも 孤独な都会に息が苦しくなって 不安が僕を攫っていく 探してたものまで忘れてしまった 強くいたい 街の喧騒も幻想も電車の音も 道路に残る残像も 僕だけを ただ僕だけを もうなくなったっていい 全部終わっちゃったっていい そんなの嘘だよ 探してたものにやっと気づいたよ 僕も手を振って 「ここにいるよ」ってさ 待ってるから たとえそれが幻でもいいよ 遠い空から見えた僕に 大きく手を振って 「ここにいるよ」ってさ 笑ってほしい たとえそれが 幻でもいいから もう僕をひとりにしないで 神様がいるなら聞いてほしい ねえお願いしても何も 叶わないこと知っているけど