その唇で 悲しみ吐く口に蓋をして 覚えた言葉のすべて この場所で忘れさせて 戻れない二人をタクシーは運ぶ 光の洪水を抜けた先の 最果てまで 連れていってよ 嘘をつくなら、最後まで騙して コートのポケットに しまったままの 言葉が羽を探している その唇で 悲しみ吐く口に蓋をして 覚えた言葉のすべて この場所で忘れさせて その唇で もう一度だけ名前を呼んで 魔法がとけた後の砂に 名前を指で書いて Smile Smile Smile 君はまたね と言って カバンに手をかける バカじゃないから サヨナラだってこと わかっていたけど 手をふったのよ 思い出をトリミングして 綺麗なままのわたしだけ 覚えてて true blue の向こう 街の角に吹いた 蒼の浮力 今 傷つけて ずっと消えぬ傷跡をつけて もしくはキスをして 月がビルに隠れるまで tonight light cruzing 指輪の跡 首筋のライン 忘れたいと覚えておくの間を 月と歩く かわらないであなたは 街や時代がかわっても ずっとそのままで 綺麗なまんまでいて 水銀のピリオド 静脈のワルツを 踊ってて ほしいのよ ああ ヘッドライト 照らした横顔 迎えた優しい朝の数だけ 歌が残った わたしまた恋をして 違う誰かの女になって それでも歌うわ あなたと 生きた日々のあの歌を 今 キスをして その唇で