ため息をそっとタバコで白く濁して 目覚めたらすぐに 君は帰る準備をする 僕が奪ってた時間を取り返すように ズルくて甘い時を刻むのだろうなぁ 当たり前に一番が僕だったら 当たり前に僕がそばにいれたのかな ただ愛してる 彼と作った涙さえ僕が拭うさ だけど本当は独り占めしてたい 消えそうな幸せが儚く 宙を舞って紛れてゆく ため息へと 僕が泣けば 誰かが笑う 彼が泣いたら 僕は笑うの? とても酷で曖昧な感情 うまく誤魔化そう あからさまに突き放してくれたら あからさまにもっと割り切れてた? ただ恋してる さりげない優しさが胸をかいて 傷をつけるなんて知らなかった 瘡蓋(かさぶた)が 何度できたとしても 滲み出し跡が残る 踏み止まれそうで 飲み込んだ声 白に紛れた君の本音と もうダメだよって もう無理かもなって そう 心が叫んで 寒くて傷んで壊れそう ただ愛してる 彼と作った涙さえ僕が拭うさ だけど本当は独り占めしてたい 嘆いてもきりがない愛情と 闇雲に残る煙 抱きしめよう ため息をそっと 君の寝言で隠して 目覚めたらすぐに 僕は君に口づけをする