なぁ 俺がこいつで世界を変えてやるぜ 馬鹿じゃねぇかって? あぁ馬鹿かもな けど馬鹿じゃねぇと ラップなんてやってらんねぇよ そう言って始まった この話は田舎に住む 1人の自称ラッパー 10代最後の葛藤 聞いてくれ 月収手取り11万高卒就職 毎朝箱を開けて弁当を仕込む 1人の生活にもやっと慣れてきた きっともう 地元で働いて死ぬだけだ 本当は気付いてる このままじゃダメだ 俺のなりたかった大人って 本当にこれか? 人として生きる事に 全てを使って 思い知ったんだよ タイムイズマネー かけがけない瞬間は帰ってはこない ほらまた夕陽が落ちる メッキ剥がれる 命尽きるまで突っ切るのが定め そんな事も忘れている馬鹿で 日が高く登り照らされた大地 俺は名前に恥じない生き方をしたい エッジの聞いた先輩見てる背中 地元のクラブ 更に全国へ手形を残す 手堅く安定に走った友達 公務員ってのも楽じゃないらしい 俺も似たようなもん高鍋の社会人 毎朝6:00起き 17:00時退勤 なぁお前はそれでいいのか ふとした瞬間自問自答の連鎖 世界への恨みが今 たった一つ浮かんだ 俺の夢を邪魔する 俺を殺してくれよ 結局金がないと 人は生きてはいけない ここにいるみんなもきっと 仕事が筆頭 ヒット曲の一つでも有れば ちっとは変わった 1番知られてるのも友達の歌 俺のことなんて誰1人知らない ネガティヴが産んだIF ハマらないピース 日高大地ってラッパーが 宮崎にいるらしい 未だ麓だけの栄光の架橋 もう一度向き合うヒップホップ 捨て去った地元での安定 俺はこいつで世界を変えてやるぜ そう言って再び歩き出した 隣には2人の仲間 これは都会に乗り込んだ 3人の自称アーティスト 20代前半の頃の話 yeah 月収手取り13万 自称アーティストのフリーター 誰しもが知ってる 俺のフリースタイル 果たしてそれは幸か不幸か 東京にはきたものの 対して変わんない チャンスはそこら中には 落ちてはいない 微々たる違いだ 全てがありのまま 自然体で居ることの 美しさを知った 標準語が飛び交う社会 方言が抜けない コミュニケーションもままならない しかしながら良い人も沢山いる 田舎とは違うが これも一種のlocal 地元に帰りたくなる夜も沢山 まだ東京に居たいという 夜も沢山 タイトなジーンズ ワールドフリー 懐かしい昔使ってたiPhone6 風向きは西から東 日本全国各地にいる友達 会いたいけど会えない 必須らしいワクチン めんどくさい事になったな最近 私情にすら必要な権利 売れたあいつは 金に見せたメッキ 目覚ましで確認する現実 クソな平日は現金にチェンジ painをかざしてこれから誰と戦い 人の夢ってのはもろく儚い 濃度を増す影 日頃の行い 絞り出した正解と 今更再会できるか 答えなんて分からず 今日も自分と世界に問いただす 今は恨みがだいぶ薄くなった 俺が俺の夢を肯定 ようやく言える当然 それで当然 わずかな可能性 あるならまだ遊ぼうぜ yeah