僕のひとり言なんて 誰も聞いていないから 思ったことが言えるんだ たまに耳にするけれど 美しい人間なんて 誰か見たことあるのかな 素晴らしい世界なんて どこにも見あたらないよな ちなみに僕の家の近所には 悪魔やバケモノばかり住んでいて 散歩するのも息苦しい 悪意と暴力が溢れ 咲いた花もすぐ枯れる 裏切りと欺瞞に満ちて 空が晴れることもない なんとかしたいのだけれど どうすればいいのかわからない 僕の書いた日記なんて 誰も読むことはないから 本当のことが書けるんだ たまに耳にするけれど 誠実な人間なんて この世に存在するのかな 素晴らしい世界なんて どこにも見当たらないよな あなたに会うまでそう思っていた 穢れなき魂のぬくもりが なぜだか妙に懐かしい 心地良い温もりに触れ 枯れた花さえ美しい 笑いと音楽が響き 月は濁ることがない この感情をなんと喩えようか なにか名前があった気もする 宿命だったかカルマだったか いやもっと平凡で特別な 愛かいや、違うような でも、愛か まぁ、いいか