生まれる前から決して 逃れられぬ運命[さだめ] 血統[ち]が牛耳る世界 日陰に棲む私を 突然照らした灯 あれよと言う間に始まった スクールライフ 予告通りに物語は進まない 当てずっぽうな感じ楽しくて どうしよう 時間がもっと欲しいな ミルフィーユみたいに重なってく 毎日 積み上がるごとにこぼれる フレーバー そっと隠していた ほろり苦い涙も 挟み込んでしまおう 全部 ミルフィーユみたいに重なってく 毎日 千日が経って頬張ったら きっと笑えるから 期待して過ごそう 一度っきりの特別普通な今日を 冷たい仮面の向こう 秘めた葛藤がある この命の意味 問い続けてる 調子外れな学友らに囲まれて 芽生えた感情に戸惑う どういう表情すればいいの 知らない 膨らんだ蕾が (水を浴びて) 大きく花開いて (光受けて) いくつもの季節めぐる (どこで咲こう) やがて風がふわり吹いて 舗道彩る落ち葉になっても 枯れたりしないよ ミルフィーユみたいに 重なってく毎日 不揃いな形に詰め込むフレーバー こんな私の眼に 淡く浮かんでる夢 ここでなくっちゃ 出逢えなかったんだ ミルフィーユみたいに重なってく 毎日 千日が経って頬張ったら どんな味するかな せーのでかじりたいな 摘んだばかりの果実[ふしぎ] もひとつ添えて じゃあバイバイ この続きは きっとまた明日 ……そして……