夜の交差点 思い出を積み上げた 部屋の灯りを一つ消して 別れを告げる 見透かされた心 言葉の裏側で 言えもしない一つの本当が 音を立てて燃えてる 「あなたに会えるなら どこまでも行きたい」 応えを待つ小さな背中 夜の環状線 想いは図らずも 部屋の鍵を君に返して 別れを告げる 見下されたような 気持ちの裏側で 出来もしない一つの愛情が 音を立てて燃えてる 「答えを探すのに どこまで続けるの?」 何も言えず小さく笑う 冷めたコーヒーとタバコの煙が 天井に届く頃 甘えた気持ちで 君のやさしさを待ってる 夜は明けてゆく 全てを置き去りにして 手付かずのまま一つの陽が 静かに燃えてる 「追いかけ続けた日は どこから思い出かな」 小さな嘘で埋めた日々を 覚めきらない夢 退屈しのぎの幻想に火をつけて 青い光の中で何かを叫んでる ずっと 見えなかったものが そこにあるよ なれなかった誰か そこにいるよ 僕らふたりだけ 世界にふたりだけ 泳ぎ疲れた視線の先 明日が燃えてる