天気予報は嘘だらけ また通り雨を睨んで 「傘を差すのが苦手」だと 弱く笑った顔が浮かんで 誰にも見えない未来は 描けないのが当たり前だから 額縁に白い絵を飾って 笑い合えたらよかったのにね 悲しみは尽きることないし 憧れは枯れ果てたとしても 嗅ぎ慣れた匂いにまた騙されて 思い返すのです もう降りることのない駅のこと あなたが好きだった花のこと 近付いたはずがボヤけちゃって 離れ離れには慣れないけれど ささやかな幸せを願って 綴る言葉に嘘はないのです 悲しみは尽きることないし 憧れは枯れ果てたとしても あなたの住む街が 晴れていますように そう思うのです そう思えるのです