一人になって僕は思い知る 今まで君がそこにいたんだな 君の残像が右脳にそって 僕の感情を揺り起こす 君が何処かに行ってしまうなら 僕は代わりを見つければいいの? 君の生み出したあなぼこは 君の形でできているよ 何か粘土のような詰め物や 変幻自在に形を変える そんな都合のいい 特効薬は 現代をもってしても出来てないや 何故にこんなにも狂おしく 飽きもせず追いかけてるのか 右脳の片隅で手と手が触れて 揺れた感情がフラッシュバックする 君が何処かへ行ってしまうのに 僕は変わらずそこで黙ってた 君の生み出したあなぼこは もうすぐ僕の一部になる 錆びた劣等感をこじらせて 他人の世界に唾を吐きかけた 『できもしないことをよく 言うな…』 なにもしないのに 嘲った いっそ消えたほうがまだマシだって 自分で手も下せないのに それさえも誰かの所為にして 穴のあいた心の臓が脈を打つ 他の言葉が何もでてこない もう少しそこに座ってて 君の生み出したあなぼこを 塞いで そこに居てよ そばに居てよ 一人になって僕は思い知る 今まで君がそこにいたんだな