どれ程時が 流れたのだろう 星が降るような 晴れた夜空に 綺麗と零す声 ⽩息交え 並んで 歩いた⽇から 強く思えば 痛くなるほど 胸ん中熱く 早くなる⿎動 同じスタートライン 同じ⽅向 ⽬指したはずなのに 今どこ? すっかり空いた 俺と君の横が 論より 証拠だな メモリ 消去 邪魔な ⾔葉じゃ 埋められない この間は きっと このまま “好き”なんて 二⽂字では ⾜りないくらい 想いは強く烈しく ⼝に出さずとも 伝わるなんて そんな訳ないと 失って気づく ふたり ⼿を繋いで 歩いた記憶 鮮やかに 歪む 視界の中で 思い出すのは あの笑顔 巡りめぐる 記憶の輪廻 濃密な時間 名残惜しんで 今⽇を ⽣きていく 過去は 付いてくる 今はまだ ⼀瞬のシーケンス 真っ⽩な キャンバスに絵描いて 起きても覚めない 夢みたいね 次会うなら 別の世界線の ふとした 出逢いで 好きだとか そばにいてとか 素直に ⾔えたら ふたり 続いてたかな そんな戯⾔ 聴き逃してよ もう戻らない 過去の話だから ふたり ⼿を離して 歩き始める 新たな道 空を ⾒上げるのは やめた すぐそこまで 春が来ているから