嫌なことぜんぶ 投げ出してしまいたい 意味の無い踊り 死ぬまで狂ってしまいたい 八月末二十八時半 自販機の頭の方の蛾を 野良猫と非常灯がにやけて誘う ついさっき迄 真面目な振りをして 思考していたはずの何かは 疾うに枯れ切っていた 既に朝日は差し込んでいる 過去の粗相 ぜんぶ 洗い流してしまいたい 意味の無い足掻き 判りきっているのに 何が故に僕は僕を生きる? 人に生まれたが最後か? 誰かの決めた境目の内側で 僕等は理性を保って生きている 徘徊 傀儡 社会から敗退 人生早退してみたい外来 自分でも呆れています 自覚はしています だから今はちょっと休ませてよ でもまたすぐ呼出がかかります 酩酊 低迷 限界 声明 提出先は何方ですか? もう逃げ場所など無いようだ あーだめだもうだめだはいだめです おかしくなる耳鳴りが止まない 流石にちょっと寝かせてください 我などぜんぶ 塵となって消えてくれ 訳分からん祈り 死ぬ迄届くことないだろう 嫌なことぜんぶ 投げ出してしまいたい 意味の無い踊り 死ぬまで狂ってしまいたい