愛した理由も忘れちゃって 過食気味の胸で泣いちゃって 肌の色すら見えなくなっている 自分だけ傷ついたつもりで 悪いのは誰かだと思って 足が抜け落ちたのも気づかない 夢や希望はなんだった? やりたいことはこれだった? 過去が僕らを待っている 貪欲な顔で待っている 侘しさも悲しみもなければ 夜が死ぬたび歌なんて歌わなかった あなたの笑顔がここにあるなら諦め なんてしなかったんだ あなたの言葉を思い出すから慰めな んていらなかった 生きる意味ばかり思い出すから優し さを常に疑った あなたの涙を見て笑えたら今更恥な ど知らなかった ウグイスが鳴いて 破り捨てた卒業証書が 夜空になって舞ってった 過去を喰らい尽くした 反抗期だと疎まれた子供達は復讐に 走り 意味にすがる腑抜けた大人たちは歌 を歌いたがる 若さを強いて貪る惰眠 気付けば爪が剥がれ落ちる 雨が好きだった理由も好きな歌も忘 れ去った 心に響くのは物ばかり それなのに人が恋しくって あなたへの気持ちだけ今も終わらな いんだ 例えば僕らが街で出会って 夢のような話を紡げたら あなたと僕は笑えるだろうか 画面の中であなたに会えたら 思い出すのは後悔ばかりだ 今でも愛しいよ あの頃に今も戻りたいよ こんな大人で我慢できたら苦しみな んて知らなかった 言葉で全て解決するならここまで涙 は出なかった あなたが頭で渦を巻くから今もこの 朝が嫌いだった 大人になるのが怖かった 強くなることが怖かった ウグイスが鳴いて ゴミになった制服が 夜空になって舞ってった 過去を喰らい尽くした