言えば温和な手 添えることのみが 伝える放下の定位 来るスコープ 欠けた とっさの厚み 燃えるかすかな宝珠は 震えるコースターの背 急ぐ 岐路に紛れて はぐれる飽和の未は 瞼にほされて 来るスコープ 沈む孟夏の末尾 浮かんだソーダに気が 不乱な黄砂まで続く IDカード担う まだ浅見 この微光 積む身が 内陸から否む すぐ感情 御身と 未練に IDカード担う 踏む感情 音尾灯 積む身が 内陸から否む まだ浅見 この彌縫 言わずに編んだサイズ 超える音のみが 磨ける 音叉の手 来るスコープ 甘い黒さと うわずみ 狂えるバウンドに気が 向かった 発作の低位 響く IDカード担う まだ浅見 この微光 積む身が 内陸から否む すぐ感情 御身と 未練に IDカード担う 踏む感情 音尾灯 積む身が 内陸から否む まだ浅見 この彌縫