花はそこに並んだ 並んだ影が愛のかたちに見えた 呼ばれて花は咲いた 浮かれていた君を見てた 僕はそこで嘆いた 嘆いた春が終わりを告げた頃だ 呼ばれぬ花は死んだ ひとりで叫んだ思い出した 愛を教えて 誰か聞かせて 影を見つめて 今がそっと笑うまで 光る明日が滲んだ 滲んで見えたあれが僕らの愛だ 君はそこで笑った ふたりで笑った思い出した 君はどこへ向かった 日々はどこへ行くんだ 花はそこで死ぬんだ 晴れた空が僕を見てた 黙った黙った音の無い間で 叫んだ叫んだ声を出していた 望んだ望んだ君の在る方へ 歩いた歩いた 歩いた歩いた 屈んだ屈んだ腫れた瞼で 叫んだ叫んだ声も枯れていた 望んだ望んだ音の鳴る方へ 歩いた歩いた 歩いた歩いた 愛を教えて 誰か聞かせて 影を見つめて 今が怖くないから