誰かの目で 世界を見ているみたい ほら 寄る辺ない闇の片隅 クロマキーかけて もっと これ以上ないほど青い視界で 深夜、校舎、温い風の匂い 僕はいなくなる そうしていつの日か 泡になっていく感傷も 深い深い喉の奥で潰して いま 落ちていく夢のほとりへ きみに言った台詞も 消してしまえたらいいのに 僕の水面 音を立てて沈むきみの体 同じ彩度でいたい いたかった ほんの一滴を間違えて 元に戻ることはない それでも 僕らだけの青を 誰かの記憶が 流れてくるみたい ほら 失った分を満たすよう 静かな暴動 アルコールランプに 一つ火をつけて 前夜、焦燥、裸足の温度感 僕はいなくなる だからこうして いつの日か泡になっていく感情も 深い深い喉の奥で飼い鳴らして いま 落ちていく夢のほとりへ きみに言った台詞も 消してしまえたらいいのに 僕の源を絶って沈むきみの体 ブルーサイドでまた会えたら ほんの一滴で濁らせて 元に戻ることはない それはもう 僕らだけの青